原爆の図丸木美術館で行われた企画展「変化のかけらとその続き」のカタログのデザインを担当しました。

編集は展覧会の企画・制作も行われたwyes architects さん。本展の記録を中心に、写真資料や人々の言葉とともに、建築に重層する歴史と現在とこれからが関わり合うカタログです。この展示記録も美術館のひとつの歴史となり、また一方でかつての資料は現在やこれからを写し出す鏡にもなるように思います。本はすべてを語るにはあまりにも有限だけれど、過去からも未来からもバトンを受け取って次へと繋げるように、と構成しました。先に完成していたマップと合わせて見ることで一層、丸木美術館の建築における歴史が浮かび上がってきます。